この記事では、象印STAN.自動調理なべEL-KA23のパック調理について、対応する保存袋、基本手順、2品を同時に作る条件、失敗を防ぐ注意点を紹介します。
パック調理は、食材と調味料をジッパーつき食品保存袋へ入れ、付属のパックホルダーにセットして加熱する機能です。最大2パックを同時に調理できるため、主菜と副菜をまとめて準備したい日に役立ちます。
ただし、一般的な湯せん調理と同じ感覚で袋を密閉するのは危険です。EL-KA23では、袋の口を開けたまま専用ホルダーへ固定し、指定された保存袋と温度・時間を守る必要があります。

EL-KA23のパック調理とは
保存袋に入れた料理を専用ホルダーで加熱する機能
EL-KA23のパック調理は、材料と調味料を入れた保存袋を、付属のパックホルダーとカバーで支えながら加熱する仕組みです。料理がホーローなべへ直接触れにくいため、異なる2品を一度に準備しやすく、食後の洗い物も抑えられます。
最大2パックまで調理できますが、必ず「パック調理」コースと専用ホルダーを使用します。ホルダーやカバーを使わずに袋だけをなべへ入れたり、別のコースで加熱したりしないでください。
作り置きより「同じ食事の2品」をまとめる使い方に向く
パック調理の魅力は、主菜と副菜を同じタイミングで進めやすいことです。2パックを同時に加熱する場合は同じ調理温度のレシピを選びます。設定時間が異なっても調理できますが、途中で短時間側を取り出し、長時間側だけを再セットして残り時間を加熱します。
温度が同じレシピを組み合わせることが、2品同時調理の基本です。献立を考えるときは料理名だけでなく、公式レシピに記載された温度と時間を先に確認しましょう。
パック調理で使える保存袋の条件
材質・耐熱温度・厚さ・サイズをすべて確認する
取扱説明書に記載された保存袋の条件は次のとおりです。条件の一部だけで判断せず、パッケージ表示を確認してください。
| 確認項目 | 公式指定 |
|---|---|
| 材質 | ポリエチレン製 |
| 耐熱温度 | 100℃以上 |
| 厚さ | 0.06mm以上 |
| サイズ | 縦21cm×横18cm以下 |
| 形状 | ジッパーつき食品保存袋 |
「耐熱100℃以上」だけでなく、ポリエチレン製・厚さ・サイズまで一致する袋を選ぶことが大切です。薄い袋や大きすぎる袋は、破損や正しくセットできない原因になります。
袋のジッパーは閉めず、口を開けたまま使う
食品保存袋はジッパーつきですが、調理中はジッパーを閉じません。袋の口をしばったり、ねじったりするのも避けます。密閉すると内部の空気が膨張し、袋が破裂してやけどにつながる恐れがあるためです。
EL-KA23では、袋の口を開けたままカバーのツメへ掛けて固定します。ジッパーのないポリ袋や、パック調理用として条件を満たさない袋は使用しないでください。
EL-KA23でパック調理する手順
材料を入れてパックホルダーへセットする
- 公式レシピに従って材料を切り、調味料と一緒に対応する保存袋へ入れます。
- なべを本体から取り出した状態で、パックホルダーをなべへ入れます。
- 袋の口を閉じず、袋を平らにならしてホルダー内へ入れます。
- 袋の口をパックホルダーカバーのツメへ掛けます。
- 袋を挟み込まないように、ホルダーとカバーの印を合わせて取り付けます。
- カバーの注水口から、表示線まで水を入れます。
- なべを本体へセットし、「パック調理」コースで温度と時間を設定します。
袋の口を開けたまま固定し、水はカバーの表示線を超えないように入れます。袋へ水が入らないこと、袋や食材がカバーより上へ出ていないことも確認してください。
調理温度と時間は公式レシピどおりに設定する
パック調理は、材料を袋へ入れれば自由な温度で加熱できる機能ではありません。初めて作る料理は、付属レシピブックまたは象印のWebレシピにある温度・時間・分量を守るのが基本です。
公式レシピにない料理で90℃未満の低温調理を行わないでください。低温調理は食材の厚さや温度管理が安全性へ影響するため、自己判断で時間を短縮したり、分量を大きく変えたりするのは避けましょう。
2品同時に作るときは温度をそろえる
2パックを同時に入れられるのは、両方が同じ調理温度の場合です。たとえば90℃・60分の料理と90℃・25分の料理なら、まず25分加熱して短い方を取り出し、長い方をセットし直して残り35分を加熱します。
温度が違うレシピ同士は同時調理せず、同じ温度の組み合わせだけを選びます。途中で取り出すときは、なべ・ホルダー・袋・湯が高温になっているため、シリコン製のなべつかみなどを使ってください。
手順を短く確認できる早見表
| 順番 | 確認すること |
|---|---|
| 1 | 対応する保存袋と公式レシピを用意 |
| 2 | 材料を入れ、袋口を開けたまま固定 |
| 3 | カバーを取り付け、表示線まで注水 |
| 4 | パック調理コース、温度、時間を設定 |
| 5 | 終了後はなべつかみを使って早めに取り出す |
準備前に「袋の条件」「同じ温度」「袋口を開ける」の3点を確認すると、間違いを防ぎやすくなります。
パック調理で失敗しないための注意点
予約調理はできず、終了後は早めに取り出す
EL-KA23のパック調理コースは予約調理に対応していません。朝に生の材料をセットし、夜の完成時刻を指定する使い方はできないため、食べる時間から逆算して通常調理を開始します。
完成後は袋を入れたまま放置せず、早めに取り出して食べてください。通常のパック調理終了後は自動保温へ切り替わりません。調理済み食品の保存は、料理に合った方法で速やかに行いましょう。
冷凍したパックはセット状態と加熱時間を確認する
冷凍した材料がホルダーへ収まらない場合は、正しくセットできる程度まで解凍してから使います。冷凍状態では調理時間が延びることがあり、冷凍前と比べて食感や味が変わる場合もあります。
カバーが閉まらない量を押し込まず、袋が平らになるようにならしてください。できあがりがかたい場合は、取扱説明書の追加調理手順に従います。
2品同時調理を献立へ取り入れるコツ
料理名より先に温度と時間を照合する
主菜と副菜を自由に選んでから組み合わせると、温度が合わず同時調理できないことがあります。先に象印の「同時調理可能レシピ一覧」を確認し、同じ温度の候補から献立を組むとスムーズです。
同じ温度で時間も同じ組み合わせが、途中操作が少なく最も使いやすい組み合わせです。時間が違う場合は、短い方を取り出すタイミングをタイマーなどで管理しましょう。

失敗防止チェックリスト
- ポリエチレン製で、耐熱100℃以上・厚さ0.06mm以上の袋か
- 袋のサイズが縦21cm×横18cm以下か
- 袋の口を閉じたり、しばったりしていないか
- 専用のパックホルダーとカバーを使っているか
- 水が表示線を超えていないか
- 2品の調理温度が同じか
- 公式レシピの分量・温度・時間を守っているか
- 終了後に高温部へ素手で触れず、料理を放置していないか
- 使用済みの保存袋を再利用していないか
特に「袋口を開ける」「専用ホルダーを使う」「同じ温度を選ぶ」の3点は、調理を始める前に必ず確認してください。
EL-KA23のパック調理に関するQ&A
市販のジッパーつき保存袋なら何でも使えますか?
何でも使えるわけではありません。ポリエチレン製、耐熱100℃以上、厚さ0.06mm以上、縦21cm×横18cm以下という条件をすべて満たす袋を選びます。
袋のジッパーは閉めますか?
閉めません。袋の口を開けたまま、パックホルダーカバーのツメへ掛けて固定します。口を閉じると袋内の空気が膨張し、破裂する恐れがあります。
違う料理を2品同時に作れますか?
同じ調理温度の公式レシピなら組み合わせられます。時間が異なる場合は、短い方を先に取り出して長い方の残り時間を加熱します。
パック調理を予約できますか?
できません。パック調理コースは予約対象外なので、食べる時刻から逆算して通常調理を開始します。
まとめ:EL-KA23のパック調理は保存袋と温度条件が重要
象印STAN.自動調理なべEL-KA23のパック調理は、専用ホルダーを使い、最大2パックをまとめて加熱できる便利な機能です。主菜と副菜を同時に進められますが、対応する保存袋、袋口を開けること、同じ調理温度を選ぶことが欠かせません。
最初は公式の同時調理可能レシピから、温度と時間が同じ組み合わせを選ぶと操作が簡単です。慣れてから時間差のある組み合わせへ広げると、途中で取り出すタイミングも管理しやすくなります。


