この記事では、象印STAN.自動調理なべEL-KA23のデメリットを、公式の商品情報と取扱説明書に基づいて紹介します。
EL-KA23は、材料を入れてコースを選ぶだけでカレーや煮物などを作れる自動調理なべです。一方で、約7kgの重さや設置スペース、自動かき混ぜ機能がないこと、圧力式ではないことなど、購入前に確認したい点もあります。
向いている人には便利な製品ですが、求める機能が違うと「思ったより大きい」「ホットクックのように混ぜてくれると思っていた」と感じる可能性があります。良いところだけで決めず、使い方と置き場所に合うかを確認しましょう。

EL-KA23のデメリット早見表
| 確認点 | 購入前に知っておきたい内容 | 対策 |
|---|---|---|
| 重さ | 本体質量は約7.0kg | 基本は常設して使う |
| 大きさ | ふたを開くと高さ約46.5cm | 棚板までの高さを測る |
| かき混ぜ | 自動かき混ぜ機能は公式仕様に記載なし | レシピの下ごしらえ・仕上げに従う |
| 圧力調理 | 電気圧力鍋ではない | 圧力調理が必要なら別機種を比較 |
| お手入れ | 食器洗い乾燥機は使用不可 | 柔らかいスポンジで手洗い |
| 温め直し | ホーローなべはIH非対応 | 本体の再加熱か対応ガスコンロを使う |
便利さを大きく左右するのは、本体を置いたまま使えるか、自動かき混ぜや圧力調理が必要かという2点です。EL-KA23は「軽くて毎回収納できる機種」や「混ぜながら圧力調理する機種」ではありません。
約7kgで毎回の出し入れには向きにくい
本体質量は約7.0kg
EL-KA23の本体質量は約7.0kgです。使うたびに吊戸棚や低い収納から出し入れするには負担を感じやすく、持ち運ぶときに落とすリスクもあります。なべや材料を入れた状態では、さらに扱いに注意が必要です。
購入後はキッチンカウンターなどへ常設する使い方が現実的です。収納前提なら、実際に7kg程度の家電を出し入れする動線を確かめてから判断しましょう。
幅28.5×奥行31cmだけでなく、ふた上部の空間が必要
外形寸法は約幅28.5×奥行31×高さ22.5cmです。見た目の高さは抑えられていますが、ふたを開いたときは約46.5cmになります。棚板の下や吊戸棚の近くへ置く場合は、ふたを完全に開けられる高さが必要です。
背面や上部には蒸気が当たらない空間も確保し、本体底部の通気口をふさがない場所を選びます。設置場所は幅と奥行だけでなく、ふた開き時の高さ約46.5cmまで測ることが重要です。
自動かき混ぜと圧力調理には対応していない
「材料を入れた後は何でも自動で混ぜる」機種ではない
公式仕様や取扱説明書には、自動かき混ぜ機構の記載がありません。カレー・シチュー、スープ、煮物、米調理などは専用コースで加熱できますが、回転する部品で食材を混ぜ続ける仕組みではありません。
自動かき混ぜが必要な料理を多く作りたい場合は、機能の違いを確認する必要があります。EL-KA23の強みはホーローなべやパック調理であり、自動かき混ぜを重視する人とは優先順位が合いにくい製品です。

電気圧力鍋の時短効果を求める人には向かない
EL-KA23は「自動調理なべ」であり、密閉して圧力をかける電気圧力鍋ではありません。圧力を利用してかたい食材を短時間でやわらかくする機能や、圧力調理後の減圧操作を前提にした製品ではありません。
一方、圧力式ではないため、圧力ピンや減圧状態を確認する操作はありません。調理時間の短縮を最優先するなら電気圧力鍋、予約・温度調理・パック調理を使いたいならEL-KA23という選び分けが必要です。
お手入れは3点だけだが食洗機は使えない
毎回洗うのは内ぶた・ホーローなべ・つゆ受け
公式商品ページでは、毎回洗う部品は内ぶた・ホーローなべ・つゆ受けの3点と案内されています。部品数が極端に多い製品ではありませんが、取扱説明書では食器洗い乾燥機と食器乾燥器を使用しないよう指定されています。
3点とも基本的に柔らかいスポンジと台所用中性洗剤で手洗いします。研磨剤入り洗剤、メラミンスポンジ、金属製たわしなどは傷や劣化の原因になるため使用できません。
ホーローなべは水分を拭き取り乾燥させる
ホーローなべは色やにおいが移りにくい一方、衝撃や急冷、研磨する道具には注意が必要です。洗浄後に水分を残したまま保管すると、さびや白い付着物の原因になる場合があります。
洗った後は水分を十分に拭き取り、通気性のよい状態で保管します。焦げつきがある場合も、硬い道具で削らず、取扱説明書に沿ってぬるま湯などで汚れをやわらかくしてから洗いましょう。
ホーローなべの直火利用には制限がある
IHには対応せず、直火は温め直しに限られる
ホーローなべはガスの直火に対応しますが、IH調理器・IHクッキングヒーターには対応していません。また、取扱説明書では直火で新しく料理するのではなく、EL-KA23で作った料理の温め直しにのみ使用できるとされています。
直火で温め直す場合は、Siセンサーつきガスコンロを使い、強火を避けます。とろみのある料理は弱火でよく混ぜ、加熱直後のなべを本体へ戻してはいけません。「直火対応」は自由な鍋調理ができる意味ではなく、対応ガスコンロでの温め直し用です。
予約・保温はすべての料理で使えるわけではない
パック調理と90℃以下の温度調理は予約できない
予約は最大12時間まで設定できますが、すべてのレシピが対象ではありません。パック調理コースは予約できず、温度調理も90℃以下に設定すると予約できません。公式レシピで予約可能と明記された料理を選ぶ必要があります。
「どの料理でも朝にセットして夜に完成」という使い方はできません。予約を重視する場合は、作りたい料理が予約対象かをレシピブックやWebレシピで先に確認しましょう。
通常調理後は自動保温へ切り替わらない
予約調理が終了した場合は保温へ移りますが、通常調理の終了後は自動保温になりません。完成後に長時間そのまま置けると考えていると、食べるタイミングと合わない可能性があります。
通常調理は完成時刻に合わせて開始し、できあがったら早めに取り出すのが基本です。保温できないメニューもあるため、コースごとの条件を確認してください。
EL-KA23をおすすめしにくい人
毎回収納したい人や機能を全部任せたい人
- 7kgの家電を使用のたびに収納したい人
- ふたを開ける高さ約46.5cmを確保できない人
- 自動かき混ぜを重視する人
- 圧力調理で時短したい人
- 洗える部品を食器洗い乾燥機へ入れたい人
- IHでホーローなべを温め直したい人
この中で譲れない条件が2つ以上ある場合は、別の自動調理鍋や電気圧力鍋も比較した方が後悔を防げます。
常設でき、混ぜない煮込みやパック調理を活用したい人には合う
重さや機能の制約があっても、置き場所を確保できる人には使いやすい面があります。材料を入れてコースを選ぶ調理、最大2品のパック調理、40〜100℃の温度調理、ホーローなべの蓄熱性などはEL-KA23ならではの特徴です。
常設場所があり、自動かき混ぜや圧力よりもホーローなべとパック調理を重視する人に向いています。購入判断では、できないことを理解したうえで自分がよく作る料理と照らし合わせましょう。
EL-KA23のデメリットに関するQ&A
EL-KA23は重くて持ち運べませんか?
持ち運べないわけではありませんが、本体は約7.0kgです。毎回収納するより、安定した場所へ常設する方が使いやすい重量です。移動するときは中身を空にし、両手で本体の持ち手を持ちます。
EL-KA23は自動でかき混ぜますか?
公式仕様には自動かき混ぜ機構の記載がありません。回転部品で混ぜ続ける機種を求める場合は、ホットクックなどとの比較が必要です。
電気圧力鍋として使えますか?
使えません。EL-KA23は自動調理なべであり、圧力式ではありません。圧力による時短を求める場合は、電気圧力鍋を選びましょう。
ホーローなべは食洗機やIHで使えますか?
食器洗い乾燥機・食器乾燥器・IH調理器には対応していません。手洗いし、温め直しは本体の再加熱機能かSiセンサーつきガスコンロを使います。
まとめ:EL-KA23は置き場所と必要機能を確認して選ぶ
EL-KA23の主なデメリットは、約7kgの重さ、ふたを開けたときに必要な高さ、自動かき混ぜと圧力調理に対応していないこと、食器洗い乾燥機とIHが使えないことです。予約・保温もすべての料理に対応するわけではありません。
一方、常設できる場所があり、ホーローなべの蓄熱性、パック調理、温度調理を活用したい人には選択肢になります。購入前に置き場所を測り、よく作る料理に自動かき混ぜや圧力が必要かを確認してください。


